2026年9月5日、新国立劇場 中劇場で上演された、『SWAN―Ballet cross Reading―』を観てきました。
原作は、有吉京子さんのバレエ漫画『SWAN―白鳥―』。
この漫画、昔読んだことがあって、当時はかなり好きだったんです。
ただ……だいぶ昔のことなので、ストーリーはかなり忘れている(笑)。
そんな私が、今回「SWANが舞台化される」と知って、「へえ、あるんだ」くらいの感じで興味を持ち、チケットにエントリーしてみました。
しかも普通のバレエではなく、役者さんがセリフを読む「リーディング」と、プロのバレエダンサーが踊るバレエが一緒になった舞台。
「これ、どういうふうになるんだろう?」という興味もありました。
そして、せっかくなら好きなダンサーを観たい。
私は秋元康臣さんと中村祥子さんを観たかったので、そのあたりの配役を考えてエントリー。
そして当選したのが、今日の9月5日12時30分の公演でした。
席は後ろから2番目
今回、席は抽選だったので、当選したときは「後ろから2番目かぁ……」と思いました。
しかも、前の席から後ろの席まで同じ料金。
「それはどうなのよ」と、ちょっと思わなくもない(笑)。
でも、中劇場はそこまで大きくないので、実際に座ってみると舞台全体がちゃんと見える。
私は目が悪いので細かい動きはオペラグラス頼みでしたが、思っていたよりずっと見やすかったです。
そして――
結論から言うと、本当に素晴らしかった。
正直、ここまで感動するとは思っていませんでした。
漫画の世界が、そのまま舞台に
何がすごいって、ちゃんと「SWANの世界」なんです。
リーディングキャストが物語を進めていく一方で、その言葉に合わせて、実際のバレエダンサーが踊る。
主人公・聖真澄を演じるバレエキャストは飯島望未さん。
京極小夜子は米沢唯さん。
アレクセイ・セルゲイエフ役は今井智也さん、マヤ・プリセツカヤ役は倉永美沙さん。
そして私が観たかった秋元康臣さんは、真澄の憧れの存在であり、密かに思いを寄せる草壁飛翔役でした。
2時間30分ほどの作品の中で、バレエシーンが盛りだくさん!
『白鳥の湖』はもちろん、『眠れる森の美女』『シンデレラ』など、真澄が様々なコンクールやオーディションに挑戦するストーリーの中で名場面が次々と出てくる。
まさに、バレエ漫画を現実の舞台で見ているような感覚でした。
そして、最後のフィナーレがまたすごかった。
少し現代舞踊的にアレンジされた群舞なのですが、舞台いっぱいに広がるダンサーたちはもちろんのこと、役者さんたちもコラボして繰り広げられるフォーメーションが本当に美しくて、
もう花火でいうなら最後の大きな打ち上げ花火!!
「うわぁ……」と、ただただ見入ってしまいました。
「バレエ×朗読」って、いいかもしれない
私はバレエが好きなのですが、実は観ている途中で眠くなってしまうことが結構あります(笑)。
でも今回は全然違った。
物語を役者さんが言葉で伝えてくれるので、バレエだけを観るよりもストーリーが入ってきやすい。
言うなればミュージカルのようでもあるけど、がっつりバレエを見ているような感覚というか・・・。
言葉と身体表現の、ちょうど真ん中くらい。(語彙力・・・💦)
この組み合わせ、すごく面白いと思いました。
この舞台、トップクラスのバレエダンサー達が出演しているので、踊りそのものの見応えも十分。
ダンサーはダブル、トリプルキャストになっているので、他のキャストの時はどんな世界観になるんだろう・・・と気になるところです。
今回は、お目当ての一人である中村祥子さんの出演回ではありませんでしたが、十分すぎるほど満足。
それだけに、中村祥子さんが出演する回も、できれば取っておけばよかったなと思います。
何度でも観たくなる、素晴らしい舞台でした。
「チケット、当たってよかった!」と心から思える舞台です♡
漫画を読んだことがある人はもちろん、バレエが好きな人にも、そして「バレエって難しそう」と思っている人にもおすすめ。
こういうバレエと演劇の間のような舞台が、これからもっと増えてくれたらいいなと思います。


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